36日目なのデースケドガー

その夜、仕事が終わった若者はいきつけの銭湯へ向かうのだった。その途中
「おーいデースケド!」
「おう」
「今日もいくんか?」
若者は何をいまさらと言わんばかりだったが、立ち止まり銭湯の方角を指差すと
「人ってヤツは風呂から生まれ風呂にかえるんだ。1日の終わりも同じよ。」
とにっこり笑い歩き始めた。
「あ、おい!オレも後から行くからな!」
この日、知性が足りないと社長に怒られていた2人だったのデースケドガー